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あまりメジャーな用語ではない「コメド」も、美容好きな方はもしかしたら一度は見聞きしたことがあるかもしれません。
そもそも「コメド」とは、白ニキビのことをさします。
この白ニキビについて知ることが、痛い赤ニキビやニキビ跡のクレーター肌とは無縁のお肌を手に入れることに繋がるのです。
ニキビができるきっかけやニキビの段階別対処法を、肌の仕組みをベースにし、思春期ニキビと大人ニキビに分けてご紹介いたします。
特に大人世代は”ニキビができにくい肌にすること”が何より大切ですよ!
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目次
コメドは皮脂腺が原因?!
「皮脂腺」はドラッグストアの化粧品やテレビCM等でも耳にしますよね。この皮脂腺というものは、毛穴の奥にある”毛包”に付いているものです。つまり毛が生えてさえいれば身体のどこにでも分布している”脂の出るところ”です。
例外的に手のひらと足の裏だけは毛孔自体がないので、必然的に皮脂腺もありません。
◎皮脂腺の多い場所ランキング
1位:頭
2位:顔
3位:胸
4位:背中
5位:手脚
夏場、シャンプーをきちんとしたのに頭が痒い!となった経験はないでしょうか。
これは汗ももちろん原因なのですが、身体で一番の皮脂腺を抱える頭皮から脂が過剰に出てしまっていることもあるのです。
また、お顔だけでなく背中のニキビに悩む方も多いのは上のランキング通り、背中の皮脂腺が多いことが理由として挙げられます。
(但し、ニキビの原因となる菌の種類はお顔と身体では別物と考えられています。)
なぜ、コメド対策が重要なのか?
一括りにニキビといっても、そこには段階があります。
正常肌からクレーター跡になってしまうまでの段階を見て行きましょう。
正常な皮膚では毛穴の出口は開いています。
→1.汚れを放置したり、逆に洗顔のやりすぎによる刺激によって毛穴部分の角層が厚くなってしまい、毛穴が詰まってしまいます。
→2.出口が塞がってしまうと皮脂はたまります。ニキビ予防品などで耳にする、”アクネ菌”が増えます。この段階がいわゆる”コメド=白ニキビ”です!
この時点で気づくことができてきちんとケアをすれば、この先の痛みや跡になるという状態を防ぐことができます。
アクネ菌は常在菌といわれる「元々人間が持っている菌」なのでこの菌自体をなくすことはできません。増やさないように、悪さをしないようにすることで白ニキビの発生を防ぐのです。
→3.コメドからの悪化で、毛穴内に炎症が起こってきます。毛穴周りが赤く腫れてきていわゆる”赤ニキビ”になります。これは白血球とアクネ菌が戦っている状態なのです。膿をもつと”黄ニキビ”になってしまいます。
→4.炎症が進んでしまうと毛穴の壁が壊れることもあります。また、強すぎる炎症によってへこんで跡になってしまうことも…。
一連の流れを見て頂いて分かるように、コメドの段階での対処が特に重要なのです。
クレーター状態になってしまったら残念ながら化粧品では限界があり、医療機関に頼ることになります。
各段階でのお手入れ方法
まず正常な肌を保つ大前提として、
①お肌の敵は”乾燥”と”紫外線”!お肌に必要な水分はしっかり補うこと。
②脂性肌や混合肌さんの場合、油分が少ないスキンケアを選ぶこと。※ノンコメドジェニック化粧品など。
③皮脂の酸化を防ぐ、ビタミンCを中からも外からも摂取すること。
※アクネ菌は油分をえさにするので、「ノンコメドジェニック」と表示された化粧品を使用したり、オイルフリー化粧品を使うことで白ニキビが出来にくい肌へと繋がります。
上記の段階別
1~2:角質が厚くなり始めているので、適度な角質除去やピーリングをおこないます。
但しピーリング等は肌への刺激にもなる為、敏感肌の方は特に要注意です。
3:できるだけメイクは控えます。抗炎症や殺菌効果のある化粧品を使います。とにかくお肌に刺激を与えないようにしなくてはならない段階です。
4:医療機関へ相談しましょう。
ニキビ(尋常性ざそう)ができるきっかけと対策~思春期ニキビ~
ニキビと聞くと”思春期の方の肌トラブル”というイメージが先行します。
実際、皮膚病としてのニキビ(尋常性ざそう)は12歳~18歳の方に特に多く見られます。
まずはこの”思春期ニキビ”にスポットを当ててみましょう。
1思春期ニキビの原因
思春期にニキビができやすいのは、ホルモンの影響で皮脂腺が刺激され皮脂分泌が活性化することが主な原因です。そのため、皮脂腺の多い部分に発生しやすいのです。
二次性徴に伴うもので、皮脂分泌が活発化する春夏が特に要注意です。
2思春期ニキビの特徴
大人ニキビとできやすい場所が違います。
顔の中でも特に皮脂腺の多い、Tゾーンにできる方が多く見受けられます。
3思春期ニキビの付き合い方
紫外線対策は必須です。部活等で大人世代より日光下にいる時間が長い場合もあります。ニキビが跡になってしまうのもこの紫外線によるダメージが原因の一つです。
枕やシーツを清潔に保つこともポイントです。大人世代に比べるととても代謝が活発なので、汗や皮脂で寝具が汚れやすい為です。
規則正しい生活と食事のバランスは言うまでもありません。ニキビ等お肌のみならず、身体が成長していく大事な時期ですので、しっかり睡眠時間を確保しタンパク質やビタミンを積極的に摂取していきましょう。
ニキビ(尋常性ざそう)ができるきっかけと対策~大人ニキビ~
20歳以降の「大人ニキビ」は思春期ニキビと何が違うのでしょうか?
まず「出来やすい場所」が挙げられます。思春期ニキビはTゾーンが主でしたが大人ニキビは、頬や口周りなどの”顔の下半分”に多く見受けられます。
これには理由が有り、思春期ニキビが過剰な皮脂が主な原因であったことに比べ、大人ニキビは「乾燥やストレスの増加」や「不規則な生活」などが原因とされているからです。
意外にも乾燥肌の方のほうが大人ニキビに悩まされるのです。
思春期ニキビのキーワードが”アクネ菌”であったことに比べ大人ニキビのキーワードは”乾燥対策”になります。
故に、皮脂を取りすぎようとしないで下さい。炎症を抑え保湿もできる大人向けのニキビ用化粧品の使用がオススメです。
大人世代は免疫力・バリア機能等が低下していることが多いので、極力バランスの良い食生活や睡眠確保をすることと共にコメドの段階で気づいてあげて下さい。
一度できると治りにくくまた跡になりやすいのも大人ニキビの特徴です。
ニキビに共通する、できたときの注意点
最後に思春期ニキビ・大人ニキビに共通する「できてしまった時の注意点」です。
①絶対に潰さない! 芯のような膿のような物が見え、ついいじりたくなってしまいますがこれだけは絶対にしないで下さい。悪化したり跡になったりしてしまうと、市販のもので治すことができない状態にまでなる可能性があります。
②刺激を与えない! 雑菌だらけの手で触れないことはもちろん、極力髪の毛が当たらないよう工夫しましょう。女性の方は特に要注意です。また、早く治したくてつい洗顔に力が入ってしまいますがこんな時こそ優しい洗顔にしてあげて下さい。
③油分は控えめに! 大人ニキビの場合でも油分には気を付けて下さい。その理由は、油分によって毛穴が塞がれてしまうことがある為です。
ニキビやニキビ跡にはビーグレンをオススメです。
ニキビがある肌だと気持ちも憂鬱になってしまいます。
コメドの段階で沈静化させることが綺麗なお肌への近道となりますので、是非心がけてみて下さい。
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