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冬になるといつも悩まされる指先の冷え。
「毎年、しもやけになって困っている…」
「何枚も靴下を重ね履きしているのに全然良くならない…」
という方も多いのではないでしょうか。
しかし、それは根本的な原因とその適切な対策を取っていないからなのかもしれません。何が原因で足の指先が冷えるのか?そして、効果的な冷え改善策とは?本格的な冬を迎える前に、是非チェックしてみてください。
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目次
足の指先は身体の中でも特に冷えやすい理由とは?
なぜ、足の指先ばかり冷えやすいのか疑問に思ったことはありませんか?
実はこれには、ちゃんとした理由があるのです。
私たち身体の体温を調節しているのは「血管」です。血管は身体が温まれば血の巡りを良くして汗をかいて熱を逃がし、逆に身体が冷えれば血管を収縮して熱が逃げるのを防ぎます。
なぜ、足の指先は冷えやすいのかというと、それは心臓や内臓など命に関わる大事な臓器に血を巡らせる事を優先しているので、それらの臓器から一番遠い足先への血液は後回しされてしまうからです。
しかし皆がみんな、冷えで困っているわけではありませんよね?
足の指先までポッカポカの冷え性知らずの人だっています。
では、常に足の指先が冷える人と冷えない人、身体の作りは同じはずなのにどこに違いがあるのでしょう?
しもやけの原因と対策
冷えが原因で毎年、しもやけになって困っている…という方も少なくないでしょう。
もしかすると、良かれと思って実践していることが逆に裏目になっているかもしれません。
冷えを改善するためにも、まずは原因を知り何が悪いのか追求する必要があります。原因が分かれば適切な改善策が見つかり、効率よく冷え改善に繋がるでしょう。
体を締めつける服装が冷えを招く
スタイルを良く見せるために体のラインが出やすい洋服を好んで着ることが多い、体をギュッと締めつけるような下着をよく着用するということも、足先の冷えを招く原因になるので気をつける必要があります。
体を必要以上に締めつけることは、血行を悪くすることにつながるからです。特に足先は心臓からの距離が遠く、血液が届きづらい部位です。冬はできるだけ締めつけの少ない、ゆったりとした服装を心がけると良いでしょう。
靴下の重ね履き
冷え性の方がやりがちですが、靴下の重ね履きは足を締め付けてしまい血行が悪くなる原因になります。重ね履きを止めて、のびのびとする事で毛細血管の先まで血が巡り、指先まで温まりやすくなります。
足に合っていない靴、硬い靴を履いている
靴下の重ね履きと同じで、サイズが合っていないキツイ靴や窮屈感のある靴、それに硬い靴は足に大きな負担を掛けてしまい血行不良を招きます。
機械を使ってサイズや重心の掛け方が分かる靴屋さんもあるので、自分の足に合っている靴を探してもらうといいでしょう。
薄着をしている
短めのスカートを履いたり、お腹周りが冷える薄着をしていませんか?
足先以外のところが冷えると足先は後回しされてしまうので、いつまでも冷えが改善されることはありません。
特に首・手首・足首の周辺には太い血管があるので、なるべく冷えないように気をつけましょう。
足を温めすぎている
寒い時はついつい、ストーブに近づいたりコタツに入りっぱなしになりがちですよね。
しかし、外側から温めようとすると身体は体温を元の状態に戻そうとして、逆に元の体温よりも下げてしまう恐れがあります。
これでは逆効果なので、急激な温度変化や温めすぎには十分気をつけましょう。
筋肉の量が少ないと足の指先は冷たくなりやすい
筋肉には、心臓と同様に血液を全身に送り出すポンプのような働きがあります。筋肉の量が少ないと血液を効率よく循環させることができなくなり、血流が悪化して足の指先を含めた全身が冷えていくのです。
また、筋肉の量が足りないと熱を発生させることが難しくなるため、より冷えを感じやすくなっていきます。特に女性は男性に比べて筋肉量が少ないので、より冷えやすいといわれています。筋肉量を低下させる無理なダイエットは禁物ですよ!
おすすめの冷え改善法
原因を知り、その対策を取ることも大事ですが、改善法を知っておけば万が一の時に役立ちます。生活習慣の中でできること、そして外出先でもできる改善法とは?冷えで悩まない為にもしっかり抑えておきたいですね。
1、身体を温める食べ物を食べる
食べ物には身体を温める食べ物と、冷やす食べ物があります。身体を温める食べ物を積極的に摂取して冷やす食べ物を日頃から控えると、冷えにくい体質へと変えることができるのです。ここでは、身体を温める食べ物と冷やす食べ物を抑えておきましょう。
身体を温める食べ物 | 身体を冷やす食べ物 |
・にんじん ・ゴボウ ・ワカメ ・梅干し ・しょうが | ・バナナ ・パイナップル ・グレープフルーツ ・コーヒー |
2、筋肉量を増やす
普段、運動をしない方は冷え症になりやすいと言われています。これは、運動しない事で筋肉量が減り、血行を悪くしてしまうからです。逆に運動をして筋肉量が増えれば、冷え性知らずの身体へと変われます。
例えばエレベーターの代わりに階段を利用したり、1駅分歩いたり、スクワットやかかと上げなど簡単な運動を取り入れてみるだけでも効果的です。
3、足を動かす運動をする
椅子に座った状態で足をブラブラさせたり、足の指をグーパーと開いたり閉じたりすると血行が良くなり、足先まで血液が届きやすくなります。道具要らずなので、外出先でも手軽に実践することができます。特に足の指先を動かす運動は効果的で、早い段階で冷えが改善されるでしょう。
4、足の血行を改善するツボを刺激する
足の指先の冷えの改善に効果が期待できるツボを刺激するのも良いアイディアです。以下に、特に足の冷えに効くといわれているツボをご紹介します。
・太衝(たいしょう)
足の甲を見てください。人さし指と親指の骨が交わった部分にあるのが「太衝」です。心地よいと思う強さで優しく指圧してみてください。
・湧泉(ゆうせん)
足の裏、足の指を曲げた時にできるくぼみの部分が「湧泉」です。指を使って指圧することもできますが、ゴルフボールなどを使うと簡単にマッサージすることができます。
・太谿(たいけい)
足の内側、くるぶしとアキレス腱のあいだのくぼんだ部分にあるのが「太谿」です。鼻から息を吸い、口から息を吐きながらツボを押すようにすることで、血行をさらに促進することができますよ。
足のしもやけの治し方のまとめ
冷えは遺伝のせいでも体質のせいでもありません。良かれと思ってやっていることが裏目に出たり、普段の生活の中に冷えを招く原因が隠れていたりします。
・靴下の重ね履きをしない
・硬い靴を履かない
・サイズの合わない靴は履かない
・薄着をしない
・暖房機などで温めすぎない
・身体を温める食べ物を積極的に食べる
・身体を冷やす食べ物は控える
・筋肉量を増やす
など、ちょっとした意識で冷えは改善することができるのです。
もし、外出先で足の指先が冷えたら足を動かして血行を良くしましょう。これで今年は冷えが改善され、しもやけに悩まされずに済むはずです。
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